お米は、遥か昔から日本人の食生活に不可欠な存在として、食卓に並べられてきました。お味噌汁やおかずとの相性がよく、日常的に食べる人は少なくありません。しかし、お米を美味しく食べるためには、お米そのものだけではなく炊き方にも注意を払う必要があります。特に、お米の研ぎ方が間違っていると、美味しく炊けません。
そもそもお米は、研いでいる間、そしてお米を浸水させている間は吸水性が高くなります。そのため、カルキ臭のする水道水を使うと、その臭いがお米に付着してしまうことがあるのです。その点を考慮すると、お米を研ぐ際にも、ミネラルウォーターや浄水器の水を使うのがベストだといえます。
また、お米に付着している汚れや糠をきれいに取り除くことを意識し、強い力で研ぐ人は少なくありません。しかし、強い力を入れてしまうと、お米が割れて旨味成分が流出してしまう可能性があるので注意しましょう。結果、水分が保持されずに、炊き上がったお米がパサついてしまう恐れもあります。
お米をふっくらと炊き上げるためには、優しく研ぐことが非常に大切です。押し付けるのではなく、かき混ぜるように丁寧に研げば、失敗することはありません。お米を研ぎ終わったら、研ぎ汁を除去し、新しく水を入れましょう。同じ手順を2回ほど繰り返せば、お米に付着する汚れをきれいに落とせます。
その後、お米を30分ほど浸水させて炊き上げたら、出来上がりです。ちなみに、一般的には炊飯器を使うかもしれませんが、土鍋を使うとより美味しいお米に仕上がります。
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